木造住宅はどのように補強工事をするか
日本にはまだまだ木造住宅が多く、木造住宅の耐震工事が課題となっています。
鉄筋コンクリートに比べて地震に弱いことからどのような対策がとられているのか、木造住宅の耐震診断と補強方法について解説します。
日本耐震診断協会では、木造住宅一頭あたりの診断を30万円から40万円で実施しています。
鉄骨造の建物に比べて診断にかかる費用が高額なのは、診断に手間がかかるからです。
目視調査をするポイントは、床下の基礎工事や天井を調べて耐震性を算出する作業を実施します。
現地調査を実施するに当たっては、建築した当初の図面があればそれも参考にして耐震診断を実施し、より正確な数値を算出するのです。
一般的な住宅であれば、現地調査は半日ほどあれば調査を完了することが出来るため、長い時間はかかりません。
その後、正確な耐震性を算出した跡に問題があると判断された場合には、補強工事を実施して耐震性を高めるようにする作業に取り掛かります。